「運命を分けたザイル」

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運命を分けたザイル

本編は、とりあえず置いておいて、映像特典の紹介をしておきます。(映像特典:約62分)


●メイキング・イン・アンデス
監督が本編について語るシーンと、本編映像が多く、実際のメイキング的な映像は少ない。
アンデスでの撮影は、シウラの遠景などがメインで、俳優によるクライミングシーンは、アルプスで行われた。個人的には、そのクライミングシーンをいかに撮影したのか、ということに興味があったのだが、それがほとんどなかったのが残念。


●シウラ・グランデにもどって
ジョー、サイモン、そしてリチャードの三人は、撮影のために、実際の舞台となったシウラを訪れている。
あの現場への初めての再訪、となれば、それだけでドキュメンタリー作品が一本できるような話である。映像特典の中では、これが一番見応えがあった。
その中で出てくるのだが、リチャード(テントキーパー)が日本人と結婚して、日本在住だというのは、ここで初めて知った。


骨折した足をマットで包み、足を引きずりながら歩くシーン(遠景)は、ジョー本人が演じている。
このシーンに限らずだが、過去のトラウマを蒸し返しているようで、見ていていたたまれなくなる場面もある。せっかく忘れかけていた悪夢を無理矢理思い出させているような感じがする。
「ここ(シウラのベースキャンプ)は嫌い」というジョーの言葉が重い。
ジョーとサイモンへのインタビューは、それぞれの想いが現われていて、興味深く見ることができた。
なお、ジョーは映画を評価し、サイモンはシウラの撮影後映画制作に関わらなかったという。


●アフター・ザ・エンディング
映画では、ジョーがベースキャンプに戻ってきたところで終わりになるが、その後、街に帰るまでをジョー、サイモン、リチャードのインタビューでつづる。


そのほかに●オリジナル劇場予告編●日本版劇場予告編が用意されている。


運命を分けたザイル
死のクレバス―アンデス氷壁の遭難(原作)
死のクレバス―アンデス氷壁の遭難