2004-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「灰色の北壁」(小説現代2004年8月号/真保裕一)

真保裕一が、またやってくれた。「黒部の羆」に続く山小説の登場。 小説家を主人公とし、ヒマラヤの架空の山をめぐるノンフィクションと、現在を織り交ぜて描く手法は見事。山岳ミステリでまだこんなやり方があったんだ、と驚かされた。殺人事件を持ち出さな…