2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「イカロスの山(第6巻)」(講談社/塀内夏子)

第6巻は、2月23日発売予定。 当初は、予定になかったはずなのに、急に入ってきました。 あと1-2巻で終わりでしょうか。 連載は下山開始。もう戻れない、とか言っていた気がしますが、同ルート下降をしようとしています。どうなるんでしょうか。

「山岳遭難の構図 すべての事故には理由がある」(東京新聞出版局/青山千彰)

→【bk1】/【amazon】 データ重視で、山岳遭難事故の原因に迫る、というのはいままでにない新たなアプローチで興味深い。 根本的な問題として、山岳遭難に関するちゃんとした集計データがどこにも存在していないので、著者の苦労が忍ばれる。警察庁のデータも…

「凍れるいのち」(柏艪舎/川嶋康男)

→【bk1】/【amazon】 昭和37年12月、北海道学芸大学函館分校山岳部のパーティー11名は、冬山合宿に大雪山縦走を目指した。しかし、そこから帰還したのはリーダーの野呂幸司ただ1人だった。 45年の沈黙を破り、野呂が語る真実とは。 というノンフィクション。…

「ミッドナイトイーグル」

1月11日に製作発表記者会見が行われたようなので、ピックアップ。 舞台は標高2000メートル級の北アルプスの山々。今月からは雪山での長期ロケがスタートするという。大沢さんは昨年の12月末に早速初めての“合宿”が行われたことについて話し、「寒すぎて、せ…

「山岳遭難の構図 すべての事故には理由がある」(東京新聞出版局/青山千彰)

→【bk1】/【amazon】 木漏れ日の山路にも、厳しい雪稜にも、事故は一様に待ち構えている。ヒューマンエラー、道迷い事故、加齢問題など、さまざまな山岳遭難要因に着目し、事故防止策を提言。山岳遭対関係者、山岳団体のリーダー諸氏必読の一冊。 「岳人」の…

「還るべき場所」(別冊文藝春秋/笹本稜平)

→【amazon】 2007年1月号に第2回が掲載。 雑誌の発売は昨年ですが、『グリズリー』を紹介したついでに…。 医療電子機器メーカーに勤める竹原はかつて、K2で四人の仲間を失っていた。ある日突然、会長秘書への異動命令が出た。その理由は、(自社の製品である…

「グリズリー」(徳間文庫/笹本稜平)

元北海道警SAT(特殊急襲部隊)狙撃班の城戸口通彦は、今では北見方面本部斜里警察署地域課の山岳救助隊員だ。 三月上旬、知床連山最高峰の羅臼岳に登山をしてい城戸口は、ひとりの男に出会った。赤いアノラックの上下にスキー兼用のプラスチック登山靴。…