2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「K2非情の頂」(山と溪谷社/ジェニファー・ジョーダン、海津正彦)

→【bk1】/【amazon】 世界の最高峰エベレストの登頂者総数が2000人近くいるのに対し、第2の高峰K2はわずか200人に満たない。しかも女性登頂者は、執筆の時点で、5人を数えるのみだ。そしてその誰もが、K2登頂後、下山中かほかの8000メートル峰で亡くなっ…

「イカロスの山」(講談社/塀内夏子)

→【bk1】/【amazon】 第1巻が発売されました。 いま考えると、冒頭の登攀シーンもよく頑張っていたなあと思います(おかしなところは多々あるにしろ)。 現在の連載では、話の展開がどうにもならない方向に進んでいますから。 でも、今週号(第16話)は良か…

「谷川岳滑落事故」(新風舎/浜名新)

→【bk1】/【amazon】 −−高次脳機能障害から復活できるか 厳冬期の2月、谷川岳オキの耳あたりの岩峰から東側のマチガ沢方面の岩壁へ滑落・墜落。 無線で救助要請するも、吹雪のため、捜索打ち切り。 一晩ビバークの後、ヘリで救出された30歳の男性。 高次脳機…

「京大探検部1956−2006」(新樹社/京大探検者の会編)

→【bk1】/【amazon】 われらはなぜ海外遠征を志したか−。梅棹忠夫、本多勝一、石毛直道はじめ歴代顧問・部員など38人が証言する、それぞれの「時代」と「探検」。京大探検部創設50周年記念出版。 かなり分厚くて、読み応えはありそう。 →京都新聞:「自…

「谷川岳滑落事故」(新風舎/浜名新)

→【bk1】/【amazon】 登山中の滑落事故で脳挫傷を負った鎌田岳夫は、「高次脳機能障害」と診断される。担当医・山村は、回復を図り手術に踏み切るが…。医療現場で課題となっているテーマを克明に描いた表題作ほか、短編4編を収録した医学小説集。 タイトルに…

「光の山脈」(ハルキ文庫/樋口明雄)

→【bk1】/【amazon】 2003年に発売された単行本の文庫化。 雪山が舞台の冒険小説。 解説は、西上心太。

「よみがえる空 -RESCUE WINGS-」(テレビ東京系列)

TV

第4話に続き、最終第6エピソードでも山岳遭難救助が取りあげられる模様。 第11話「ビバーク」 二つ玉低気圧の影響で大荒れとなった日本アルプスで春陽大学山岳部の遭難事故が発生した。長野県警のヘリと山岳警備隊が救出のため出動するが、厚い雲と吹雪のた…

「黒い報告書」(新潮社)

これまた2月16日発売なので、いまさらです。 「週刊新潮」50周年記念の別冊。 実際に起きた事件を物語化した「黒い報告書」の連載をまとめたもの。 なかに、新田次郎の「白い壁の中の生存者」が掲載されています。 昭和35年12月笠ヶ岳で起きた遭難事故。 新…

「クライミングの事故から身を守るために」

2月末には出ていたので、いまさらですが。 JFA(日本フリークライミング協会)発行「freefan50号」の別冊。 クライミングジムや登山用品店で無料配布されています。 大量に掲載された実際の事故例は読み応えがあります。 人工壁での事故も意外に多いんだな、…