2005-01-01から1年間の記事一覧

「不屈者」(新潮社/後藤正治)

→【bk1】/【amazon】『絶望からカムバックした五人の「達人」の魂を描く人物ノンフィクションの最高峰!!』ということで、森安敏明(元プロ野球選手)、村田亙(ラガーマン)、谷川浩司(棋士)、井村雅代(シンクロ・コーチ)と並んで、山野井泰史が取りあ…

明日から山に入るので、今度こそ、今年最後の更新です。 今年一年、おつきあいいただき、ありがとうございました。 来年もよろしくお願いいたします。

1月の予定

TV

「氷壁」(NHK) 第1回「運命のザイル」1月14日(土)22:00-22:58 第2回「死を賭けた挑戦」1月21日(土)22:00-22:5810:30-11:28(1/14訂正) 第3回「愛と疑惑」1月28日(土)22:00-22:58 第4回「?」2月4日(土)22:00-22:58 第5回「?」2月18日(土)22:00…

たぶん、これが年内最終更新です。

「プロジェクトX挑戦者たち 魔の山大遭難決死の救出劇」(宙出版/こやす珠世)

→【amazon】 コミック版のプロジェクトX。カバー無しの廉価版で刊行。 1969(昭和44)年1月の剱岳大量遭難が題材。 時期的にもタイムリーだし、今年は大雪になりそうなので、読んでいない方は、これを機会にどうぞ。 下記は、単行本版。 プロジェクトX挑戦者…

「ヤマビコ一真」(週刊漫画ゴラク2005年12月30日号/柳沢喜弘)

丹沢を舞台にした山岳救助もの。不定期掲載の第二話。 雪の丹沢で行方不明になる山岳エッセイ作家。彼の救助に一真が向かう。 第一話を読み逃したせいか、人間関係が判りにくい。 一真の父親に何があったのか(二重遭難?)。 一真は何をしている人なのか(…

「遭難」(光文社/松本清張)

→【bk1】/【amazon】 光文社創業60周年記念出版として、『黒い画集』が初版出版当時のカバー・表紙で刊行。 『黒い画集』全三集のうち第一集に収録されている『遭難』は、短編ながら、山岳ミステリの傑作。 まあ6300円出さなくても、読むだけなら、新潮文庫…

「凍」(新潮社/沢木耕太郎)

→【bk1】/【amazon】 『凍』をめぐる最近の動きから ・『山と溪谷』2006年1月号に沢木耕太郎のインタビューが掲載されています。 山野井泰史著『垂直の記憶』に文章を寄せてほしいと頼まれた、という話は初耳。 ゲラを読んで、彼の人柄同様、過剰なところが…

「世界の屋根に登った人びと」(ナカニシヤ出版/酒井敏明)

→【bk1】/【amazon】 遥かなる高地に魅せられた人々の足跡。ヒマラヤ、アルプス、アンデス、「もう1つの最高峰」チンボラソ山…。世界の屋根から日本の山々まで、日本人との関わりが深い登山・探検例をとりあげ、その登頂の歴史と人物を描き出す。 「叢書 地…

「穂高山」(文學界2006年1月号/南木佳士)

ストーリーは、穂高に登る、というだけのシンプルな短編小説。 ドラマチックな事件が起こるわけではないが、山に関する描写が美しく、しみじみと心に残る話だった。 著者の実体験を元にした紀行文であっても、全然不思議ではない。 なお、タイトルの『穂高山…

「オンサイト!」(尾瀬あきら)

「このマンガがすごい!2006・オトコ版」(宝島社)の「サルベージ座談会」にてイチオシされ、裏表紙でも中心に配置されています。クライミングを全く知らない人にも評価が高かったんだな、とあらためて思いました。 やはりここは第2部を……。 なお、「岳」は…

「(タイトル未定)」(大倉崇裕)

「2006本格ミステリベスト10」(原書房)の「新作近況会」によると、 毎年のように書いている「山岳ミステリー」が何とか形になりそうなところまできた。現在、手直し中。長編と短編集、両方狙っているが、どちらが先になるかは判らない。両方ともダメかもし…

ランキング本から2題。

「岳」(石塚真一)

12月5日発売のビッグコミックオリジナル(本誌)に特別読み切りとして登場。 これまで、隔月刊のオリジナル増刊号での連載でしたが、読み切りの反応を見て、増刊号から本誌(月2回刊)への移行もありうるのかも。 ちなみに、ビッグコミックオリジナルの次号…

「魔法の山」(週刊ヤングジャンプ/谷口ジロー)

次週12月1日発売号で「魔法の山 前編」が読み切りで掲載予定、とのこと。 タイトルは山っぽく、しかも谷口ジローなので期待してしまいますが、紹介文を見ると必ずしも山の話ではなさそうな感じも……。 →Brog 「谷口ジロー」のウラ街

「徹子の部屋」(テレビ朝日系列)

TV

13:20〜13:55 12月1日(木)放送分に沢木耕太郎氏が出演されます。 この時期に出演ということは、「凍」関連の話も出てくるのではないでしょうか。 →徹子の部屋

ひょっとしたら山とは関係ないかもしれない2題。

「イカロスの山」(週刊モーニング/塀内夏子)

ダウラギリ南壁の登攀を成功させた平岡と三上。 それから8年後。三上は結婚し山から離れており、平岡は山は続けていたが交通事故で入院していた。 そんななか、衝撃のニュースが飛び込んできた。 ヒマラヤに8006mの未踏峰が発見されたというのだ! 「15座目…

「オンサイト!(2)」(講談社/尾瀬あきら)

→【bk1】/【amazon】ジャパンカップを観戦して、刺激を受ける麻耶。 サッカーに集中するため、クライミングを離れる舜。 そして、初めてのコンペ出場とライバル坂上薫の登場。 ゆっくりと、しかし着実に物語は動き始めた。 読んでいると、登りたい気分になっ…

「クライマーズ・ハイ」(NHK総合)

TV

放送日時が確定しました。 前編:12月10日(土)19:30-20:45 後編:12月17日(土)19:30-20:45 放送前に原作を読み直しておきたいです。 参考 →Soliloquy →水上温泉ひがきホテル

「氷雨」(エスピーオー)

DVD

→【amazon】(通常版予約)/(コレクターズBOX予約)/(豪華愛蔵BOX予約) 2004年に映画祭などで公開された、韓国初の本格山岳映画が12月22日にDVD発売。 ウソン(ソン・スンホン)は、尊敬する先輩ジュンヒョン(イ・ソンジェ)と彼の仲間たちと、アラスカ…

「絶壁 山岳警備隊、疾走(はし)る」(NHK総合)

TV

11月23日(水・祝)10:05-11:19 2004年10月2日に富山県限定で放送された山岳ドラマ。 1年経ってようやく地上波全国放送で見られます。 富山県警山岳警備隊で救助活動を行う主人公が、人命を救うという任務を通し、逆に自らの苦悩からも救われる魂の旅を描き…

「魔の山大遭難 決死の救出劇」(宙出版/こやす珠世)

NHKプロジェクトXのコミック版(廉価バージョン)が、12月15日発売予定。 「ミッシィコミックス」扱いになっていますが、価格(380円)からすると、コンビニコミック(カバーなし)版ではないかと思われます(推測)。 →太洋社コミック発売一覧 →宙出版(現…

「よみがえる空 -Rescue Wings-」(テレビ東京系列)

TV

「コミックフラッパー」で連載中の「レスキューウィングス」が、アニメ化。 2006年1月毎週日曜深夜25:30〜テレビ東京ほか6局ネット。 航空自衛隊の航空救難団が舞台で、ストーリーを見ると、 新人ヘリパイロットの三等空尉・内田一宏が本当になりたかったの…

「ヤマビコ一真」(週刊漫画ゴラク/柳川喜弘)

山小屋『アカシア荘』 家事手伝の 一真(かずま)は、危険を承知で 遭難者の救助に向かうが・・・・・。 大自然に立ち向かう一真の姿を熱く描く! 山を舞台にした漫画が、10月28日発売号に読切で掲載されたようですが、「漫画ゴラク」なんてチェックしてない…

「イカロスの山」(週刊モーニング/塀内夏子)

11月24日発売の52号から新連載開始。 初回はカラ−付き58ページ。 山。そこは生と死が限りなく近づく場所。 底知れぬ欲望と狂気を胸に秘め、クライマーたちは未だ見ぬ頂を目指す。 塀内夏子といえば、かつて「おれたちの頂」(塀内真人名義)という熱い山漫画…

「氷壁」(NHK)

TV

10月31日に制作発表が行われたらしいので、各紙のリンクを張っておきます 玉木宏、NHKドラマで登山初挑戦(nikkansports.com) 玉木宏、高所恐怖症克服を宣言(ZAKZAK) 玉木宏 高所恐怖症はつらい(デイリースポーツ) 芸能集音マイク(サンスポ) ちな…

「オンサイト!」(週刊モーニング/尾瀬あきら)

前回、久々にぐっと来た、という感想を書いて、話が盛り上がってきたな、と思ったのですが、今回(第17話)で、「第一部・完」になってしまいました。 かなり、ショック……。 事実上の打ち切り、ということでなければいいのですが。 「第一部・完」という名目…

「目で見る日本登山史」(山と溪谷社)

(その1) →【bk1】/【amazon】 内容はあまりにも膨大かつ多岐にわたるため、一言ではとても説明しきれません。 とりあえず、ファーストインプレッションと概要を。 山と溪谷社創立75年記念出版。 「目で見る日本登山史」と別巻「日本登山史年表」の二分冊…

「遠き雪嶺」(角川文庫/谷甲州)

→【amazon】(上)/(下) 2002年に単行本で発売された山岳小説が文庫になりました。 実際にあった戦前のヒマラヤ登山の事実をもとにしたフィクションです。 そのときの感想を引用しておきます。 昭和十一年。ヒマラヤの処女峰ナンダ・コートを目指した日本…