2004-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「KAWADE夢ムック 文藝別冊 植村直己」(河出書房新社)

→【bk1】/【amazon】 没後20年記念特集のムック。 ・カラー口絵、エッセイ(立松和平、長尾三郎、石川直樹など)、植村直己コレクション(生前のエッセイ、文庫解説など) ・対談(開高健、新田次郎)、特別対談(野口健×安藤幹久)、特別インタビュー(白石…

「北アルプス・若き山岳警備隊員の挑戦」(NHK)

TV

10月15日(金) 23:00〜23:45放送。 「にんげんドキュメント」 『日本最高所にある雲上の交番「富山県警・室堂(むろどう)及び剣沢警備派出所」。そこには山岳救助隊日本一を自負する「富山県警・山岳警備隊」の面々が詰めている。厳しい試練の数々を経て…

「絶壁 山岳警備隊、疾走(はし)る」(NHK)

TV

10月2日(土) 19:30〜20:44放送。ただし、富山県限定。その後、デジタル衛星ハイビジョンでも放送予定。 『かつて、北アルプスの立山は「立山まんだら」と言われた山間信仰の聖地。険しい山行を成し遂げたものは、異界への旅を終えて生まれ変わると考えら…

山関連テレビ番組を二つ。

「アンデス登攀記(上)」(岩波文庫/ウィンパー)

→【bk1】/【amazon】 『1885年にマッターホルンに初登頂、「アルプス登攀記」を著したウィンパー(1840-1911)は、1879年から80年にかけてエクアドルに遠征。チンボラゾ、コトパキシなど赤道地域アンデスの高峰の登頂に成功した。画家らしい注意深い観察眼で…

「Dr.猫柳田の科学的青春 第5集」(幻冬舎コミックス・柳田理科雄)

→【bk1】/【amazon】 ・8月に単行本として出ていました。 ・雑誌掲載の4月4日付けでも紹介しましたが、No.38「春山は科学を招くよ」で山に登っています。 ・内容は、まあアレなのですが……。

「森絵都の本(別冊宝島1065)」(宝島社)

→【bk1】/【amazon】 ・「書き下ろしイラスト&エッセイ」の一節。 『小説を書くこととロッククライミングはちょっと似ている(と思う)。 次の一歩をどこにかけるかが大切。 足場を誤ると不安定で身動きがとれなくなったり… 一気にふりだしまで転がり落ちた…

小ネタを二つ。

「登山者・トレッカーのためのサバイバル救急・処置読本」(本の泉社/ジム・ダフ、ピ−タ−・ゴ−ムリ−)

→【bk1】/【amazon】 ・『山岳地帯と辺境地における応急手当と救命はどの国においても役立つ。 医療機関から遠くへだたった地で遭遇する可能性のある、あらゆる疾患・負傷などに対する最善の手当て・治療法を詳解。 特にネパール・ヒマラヤに触れる。』との…

「北アルプスおおぞら小屋」(山と溪谷社/鎌田洋次)

・ヤマケイJOY2004年秋号に掲載。 ・鎌田洋次は、「カモシカ」→【bk1】/【amazon】、「THE BIG WALL(ビッグ・ウォール)」→【amazon】の著者ですね。 ・29歳の女性看護師が、北アルプスの(架空の)山小屋「おおぞら小屋」に宿泊した一夜の物語。 ・読み切…

「新ライバル物語 第1巻」(柏書房・産経新聞特集部)

→【bk1】/【amazon】 ・産経新聞連載の「競う−ライバル物語」の単行本化。 ・そう、「山野井泰史Vs山野井妙子」がトリを飾った連載です。 ・第1巻には山野井泰史の話は入っていませんが、10月に第2巻、11月に第3巻が発売されると言うことなので、たぶん、第3…

「アコンカグアの白い風」(山と溪谷社/舟橋栄子)

→【amazon】 ・アコンカグア登山の報告書。ノーマルルートのみではあるが、詳細な報告がされている。 ・アコンカグアは、南米最高峰として有名で、登りやすく、実際日本人も多く登っているのだが、日本語のガイドブックはほとんどなかった。そういう意味では…

「Live in Japan」(山と溪谷社)

DVD

→【amazon】 ・平山ユージが国内の岩を登るDVD。

「続 生と死の分岐点」(山と溪谷社/ピット・シューベルト)

→【bk1】/【amazon】 ・2004年6月出版 なるほど、と思った部分を列挙(詳細は本書を参考のこと)。 ・ロープは意外に丈夫。アイゼンや靴で踏んだくらいでは強度は落ちない。数年使い古したロープでも、表皮がめくれていても、すぐ切れる、ということはない。…

「純白の証明」(中央公論新社・森村誠一)

→【bk1】/【amazon】 ・棟井刑事シリーズ。山岳ミステリー長編。

「秘境一筋 極上人生」(紫翠会出版・藤木高嶺)

→【bk1】/【amazon】 ・著者はエベレスト南西壁挑戦を描いた「ああ南壁」の藤木高嶺。 ・山と言うより、辺境探検の記録。

「いまだ下山せず!」(宝島社文庫・泉康子)

→【bk1】/【amazon】 ・1987年に起こった遭難事件に関するノンフィクション。 ・99年に文庫になっていますが、今回はその新装版。内容は(多分)同じです。

「植村直己、挑戦を語る」(文春新書・植村直己)

→【bk1】/【amazon】 ・王貞治、石原慎太郎、井上靖などと植村直己の対談集。 ・今年は植村直己がマッキンリーで消息を絶って20年目だそうです。

「クレタ、神々の山へ」(岩波書店・真保裕一)

→【bk1】/【amazon】 ・「黒部の羆」「灰色の北壁」と立て続けに山岳小説を発表している著者が、クレタの山に登った際の紀行文。 ・内容はトレッキングではあるけれど、この経験をもとに今後も山岳小説を書いてくれることを期待したい。

「カタコンベ」(講談社・神山裕右)

→【bk1】/【amazon】 ・第50回江戸川乱歩賞受賞作。 ・山ではないが、ケイビングがモチーフらしいのでちょっと気になる。

「グリズリー」(徳間書店・笹本稜平)

→【bk1】/【amazon】 ・主人公が斜里警察署の山岳救助隊員の冒険小説。舞台は知床半島の森林。 ・著者は「天空への回廊」の笹本稜平。 ・楽天ブックスにて、著者インタビューあり。天空への回廊を読んだときにも思ったが、やはり著者は登山経験も豊富らしい。

「我々はいかに「石」にかじりついてきたか」(東京新聞出版局・菊地敏之)

→【bk1】/【amazon】 ・副題は、「日本フリークライミング小史」。 ・フリークライミングの幕開けから現在までの流れを解説。読み応えありそう。

ブランクが開いてしまい、量が多すぎるので、とりあえず紹介だけ。

2004年6月3日から9月1日までここで連載していた「五竜便り」「キレット便り」は、「雲の上の八十七日〜山小屋便り〜」と改題して、こちらに移しました。内容がだぶってしまうので、ここにあった文章は、削除しました。