「続 生と死の分岐点」(山と溪谷社/ピット・シューベルト)

【bk1】/【amazon】

・2004年6月出版

なるほど、と思った部分を列挙(詳細は本書を参考のこと)。

・ロープは意外に丈夫。アイゼンや靴で踏んだくらいでは強度は落ちない。数年使い古したロープでも、表皮がめくれていても、すぐ切れる、ということはない。ただし、鋭い岩角にこすれると、いくら新しいロープでもすぐ切れる。

・スリングで自己確保を取っているときには、フラフラ動き回らない。もし墜落したら、スリングだけでは強度がもたずに切れる可能性がある。

・テープ結びは自然にほどける可能性がある。安全性を重視するなら、ソウンスリングを使うべき。

・ソウンスリングがないなら、テープスリングを二本使うか、テープ結びのすぐ下にガイド結びをする。

・テープスリングの結び目末端を粘着テープで止めておくと、粘着テープを巻きつけたテープ末端にカラビナを通してしまう危険性がある(p113)。

続 生と死の分岐点―岩と雪の世界における安全と危険