「イカロスの山」（週刊モーニング/塀内夏子）

11月24日発売の52号から新連載開始。
初回はカラ−付き58ページ。

山。そこは生と死が限りなく近づく場所。


底知れぬ欲望と狂気を胸に秘め、クライマーたちは未だ見ぬ頂を目指す。

塀内夏子といえば、かつて「おれたちの頂」（塀内真人名義）という熱い山漫画を描いていました。ただ最近は、サッカー（Jドリーム）や駅伝（ROAD）など別のスポーツを描くことが多く、もう、山（漫画）には戻ってこないだろう、と思っておりました。「おれたちの頂」第1巻の初版が1984年なので、じつに21年ぶりの山復帰。
イラストやコピーなどの感じからするとアルパイン系。
期待したいところですが、掲載誌が「モーニング」で「オンサイト」の後釜、という印象はぬぐえず、なんだか複雑な気分です。
全く別の雑誌だったら、手放しで喜びますが、なぜオンサイト（フリー）をやめて、イカロスの山（アルパイン）なのか。うーむ。


ちなみに、作者のサイトを見ると、百名山には80山登っているようなので、山の描写がとんでもないことになることはないと思いますが。
→最近のなつこ（11月2日付）
→なつこの部屋
→モーニング


「おれたちの頂」は絶版かと思っていましたが、オンデマンド版で最近復刻されたようです。（しかし、ちょっと高い……）
一ノ倉烏帽子大氷柱を登ったり、ローツェ南壁に行ったりとなかなかすごい話です。未読の方はぜひ。
おれたちの頂 (1) オンデマンド版 [コミック]



おれたちの頂 (2) オンデマンド版 [コミック]