「K2非情の頂」(山と溪谷社/ジェニファー・ジョーダン、海津正彦)

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K2非情の頂―5人の女性サミッターの生と死

世界の最高峰エベレストの登頂者総数が2000人近くいるのに対し、第2の高峰K2はわずか200人に満たない。しかも女性登頂者は、執筆の時点で、5人を数えるのみだ。そしてその誰もが、K2登頂後、下山中かほかの8000メートル峰で亡くなっている。著者は、1996年のエベレスト大量遭難事故のクラカワーの『空へ』の記述に疑問を抱き、女性の視点からK2登頂や女性登山隊についての想いを綴ったノンフィクション。

山と溪谷社
K2に登頂した5人の女性のすべてが、下山中かほかの8000m峰で亡くなっている、というのは、なかなかに興味深い話です。
読み応えがありすぎるほど、厚い本なので、じっくり時間をかけて読みたいと思っています。