その他書籍

「永遠の希望 エヴェレスト登山に学ぶ人生論」(PHP研究所/飯田史彦)

人生はしばしば山登りにたとえられる。本書は、標高8848メートルの地球最高峰「エヴェレスト」など高所登山のクライマーたちの言葉から、命の尊さ、人生の意味、人間という存在の価値について読み解いていく。「標高が上がるに従い、快楽よりも苦痛のほうが…

「K2 2006 日本人女性初登頂・世界最年少登頂の記録」

内容説明 2006年8月、東海大学K2登山隊は、世界で最も難しいといわれるK2の登頂に成功した。しかしベースキャンプに生還したのはアタック開始から1週間後のことだった…。登頂成功から消息不明、奇跡の生還までの壮絶な記録。 「世界で最も難しい」…

「サバイバル登山家」(みすず書房/服部文祥)

→【bk1】/【amazon】 『本の雑誌』2007年1月号の「2006年ベスト10」企画で、「営A(杉江)」氏が強力にプッシュしたにもかかわらず、ランクインならず。 「魂が震えるくらい生きるということを教えてくれる」「ベスト3に入れてくれなかったら、レッズ・サポ…

「クライミング・フリー」(光文社文庫/リン・ヒル)

2002年に単行本が出版された、リン・ヒル自伝が文庫化。 12/7発売予定。 この手の本はなかなか文庫化されないので、貴重。 内容もおもしろいので、未読の方はこの機会にぜひ。

「大ヒマラヤ探検史」(白水社/薬師義美)

インド測量局とその密偵たち →【bk1】/【amazon】 「グレートゲーム」を背景に展開する大探検史 大ヒマラヤの探検と聞けば耳に快い。だが、この地の探検といえば、生臭く、血を見る虚々実々の駆け引きのもと、帝国主義的な野望の渦巻く苛酷な「グレート・ゲ…

「サバイバル登山家」(みすず書房/服部文祥)

→【bk1】/【amazon】 (山歩きではない)個人の登山記録が一冊の本として出版されるのはずいぶん久しぶりな感じがする。「欣ちゃんの山一辺倒」(山森欣一)、「絶対に死なない」(加藤幸彦)があって、その前は「垂直の記憶」(山野井泰史)になるのだろう…

「叶うことならお百度参り」(文藝春秋/渡辺一枝)

→【amazon】 チベット聖山巡礼行 18年間続けた保母を辞め、念願のチベット行きを果たして19年。聖山巡礼を中心に、人々や風景を温かい眼で描いた紀行エッセイ →文藝春秋

「いま生きているという冒険」(理論社/石川直樹)

→【amazon】 「よりみちパン!セ」シリーズの一冊。 子どもにも判りやすい書き方で、著者のこれまでの人生・冒険・旅が綴られています。やってることの幅が広すぎるので、それぞれについての踏み込みは浅くなってしまいますが、写真も多く、読んでいると、旅…

「冒険の科学-森」(ほるぷ出版/ピーター・D・ライリー)

→【bk1】/【amazon】 もしも森で迷子になったらどうする? 水や食料を手に入れる方法、方位の探しかたなど、生きのびるための方法を紹介。あらゆる環境で生きぬくための科学的知識を紹介し、さらに簡単な実験をもりこんだ科学読み物シリーズ。 子ども向けの…

「『日本百名山』と日本人」(金曜日/本多勝一)

→【bk1】/【amazon】貧困なる精神T集 『週刊金曜日』などに掲載された文章から、山関係のものを集めています。 ・なぜエベレストに登りたいか ・“そこにやまがあるから”登るという正規の大誤訳 ・登山家の死と定向進化論 ・探検記は人類に何を残せるか など。

「山−西洋人のアンソロジー」(英宝社/笹本長敬 編訳注)

→【bk1】/【amazon】 山好きと読書好きに送る山のアンソロジー 山は昔からキリスト教修道士や軍の司令官、無邪気な旅行者、科学者、勇猛果敢な登山家らの挑戦を受け、画家や詩人、物語作家などの想像力を刺激した。 →英宝社 古典ギリシア人のホメロス、ヘロ…

「日本の登山家が愛したルート50」(東京新聞出版局/岳人編集部編)

→【bk1】/【amazon】『岳人』に連載されていた「マイフェイバリットルート」の単行本化。 それぞれに思い入れのあるルートが書かれているので、読んでいると、登りたくなってきます。 個人的には、フリーのショートルートよりも冬期アルパインクライミングに…

「K2非情の頂」(山と溪谷社/ジェニファー・ジョーダン、海津正彦)

→【bk1】/【amazon】 世界の最高峰エベレストの登頂者総数が2000人近くいるのに対し、第2の高峰K2はわずか200人に満たない。しかも女性登頂者は、執筆の時点で、5人を数えるのみだ。そしてその誰もが、K2登頂後、下山中かほかの8000メートル峰で亡くなっ…

「京大探検部1956−2006」(新樹社/京大探検者の会編)

→【bk1】/【amazon】 われらはなぜ海外遠征を志したか−。梅棹忠夫、本多勝一、石毛直道はじめ歴代顧問・部員など38人が証言する、それぞれの「時代」と「探検」。京大探検部創設50周年記念出版。 かなり分厚くて、読み応えはありそう。 →京都新聞:「自…

「谷川岳滑落事故」(新風舎/浜名新)

→【bk1】/【amazon】 登山中の滑落事故で脳挫傷を負った鎌田岳夫は、「高次脳機能障害」と診断される。担当医・山村は、回復を図り手術に踏み切るが…。医療現場で課題となっているテーマを克明に描いた表題作ほか、短編4編を収録した医学小説集。 タイトルに…

「雪豹」(ハヤカワ文庫/ピーター・マシーセン)

→【bk1】/【amazon】 1973年秋、本書の著者マシーセンはヒマラヤ山中に分け入った--世界でも希有な動物、雪豹を見たいとの一念に駆られて。険しい山峡を縫っての登山行は困難を窮め、現地のシェルパたちも彼を振り回すばかり。しかし雪豹が現れるというクリ…

「屋久島ジュウソウ」(集英社/森絵都)

→【bk1】/【amazon】 注目作家の素顔が見える、初の旅エッセイ! 皆で縄文杉を見に行こう、と楽しいグループ旅行のつもりで訪れた屋久島。そのハードさにはまだ気づかずに…。にぎやか取材旅行記と、忘れがたい旅の思い出を綴った14編を収録。著者初の旅エッ…

「名作写真館01 白川義員」(小学館)

→【amazon】 「小学館アーカイヴス ベスト・ライブラリー」という分冊百科のシリーズで、初回配本に白川義員の「世界百名山」が含まれています。 2001年〜02年に発売された全3巻のシリーズは、1巻39,900円というとんでもない値段で、とても手が出ませんでし…

「冒険家になるには」(ぺりかん社/九里徳泰)

→【bk1】/【amazon】 はじめに−探検と冒険の違いー、「冒険こそ人生だ」[山野井康史さん(日本を代表する登山家)/遠藤由加さん(女性登山家)/白石康次郎さん(海洋冒険家)、田中正人さん(アドベンチャーレーサー)]、冒険家の世界「冒険に生きる人た…

「零下51度からの生還」(光文社文庫/ベック・ウェザーズ)

→【bk1】/【amazon】サブタイトルは、 「エヴェレストの悲劇-死の淵からよみがえった男 『死者として残されて』改題」 という長いもの。 サブタイトルどおり、『死者として残されて』として2001年に単行本で出ていたものの文庫化。 ─―1996年5月、世界最高峰…

「なるほど知図帳 日本の山」(昭文社)

→【bk1】/【amazon】→昭文社 このサイトで取りあげたのは、「山が舞台の小説・映画・ドラマ」がテーマのひとつになっているから。「黒部の太陽」「八甲田山」「銀嶺の果て」などの映画や、「氷壁」「銀嶺に死す」「マークスの山」などの小説の名前が挙がって…

「梅里雪山 十七人の友を探して」(山と溪谷社/小林尚礼)

→【bk1】/【amazon】 1991年に起こった日本における海外登山史上最大の山岳遭難事故。中国雲南省にある梅里雪山(メイリーシュエシャン)で17人もの命が一度に奪われた。 著者は、事故を起こした登山隊には参加していなかったが、事故の報を聞き、現地には向…

「ドキュメント道迷い遭難」(山と溪谷社/羽根田治)

→【bk1】/【amazon】 ある程度山登りを続けている人なら、多かれ少なかれ、山で道に迷った、と思う経験のない人はいないのではないだろうか。かくいう私も、しょっちゅう道を間違えている。 低山では、中央線沿線の高柄山という何でもないところで、進むべき…

「屋久島ジュウソウ」(集英社/森絵都)

2月24日発売予定。 表題作である屋久島の話は、小説すばる2005年9月号に掲載。ただ、それだけだと分量的に少なすぎるので、おそらく、そこまでの旅行エッセイをすべてまとめたものでしょう。一応、宮之浦岳に登っています。 →集英社来月の新刊 →クライミング…

「雪豹」(ハヤカワ文庫NF/ピーター・マシーセン)

2月下旬に文庫化。 一部が「山頂に立つ」(扶桑社セレクト)に収録されていた作品。 〈全米図書賞受賞〉幻の動物雪豹を追う壮絶な登山行。ネイチャーライティングの最高峰 →ハヤカワオンライン めるくまーる社から単行本が出版されています。以下のリンクは…

「山は真剣勝負」(東京新聞出版局/山田哲哉)

→【bk1】/【amazon】 「歩けなくっちゃ、話にならないんだよ!」。年間100日以上の登山を16年間続けた著者が体験を重ね合わせながら語る辛口の登山原論。登山技術、装備、遭難、山岳会論、山の常識、環境問題とテーマは多岐にわたる。漫然と登ってきた人には…

「死者として残されて―エヴェレスト零下51度からの生還」(光文社文庫/ベック・ウェザーズ)

2月9日に文庫化されるようです。 以下は単行本版 →死者として残されて―エヴェレスト零下51度からの生還

「不屈者」(新潮社/後藤正治)

→【bk1】/【amazon】『絶望からカムバックした五人の「達人」の魂を描く人物ノンフィクションの最高峰!!』ということで、森安敏明(元プロ野球選手)、村田亙(ラガーマン)、谷川浩司(棋士)、井村雅代(シンクロ・コーチ)と並んで、山野井泰史が取りあ…

「凍」(新潮社/沢木耕太郎)

→【bk1】/【amazon】 『凍』をめぐる最近の動きから ・『山と溪谷』2006年1月号に沢木耕太郎のインタビューが掲載されています。 山野井泰史著『垂直の記憶』に文章を寄せてほしいと頼まれた、という話は初耳。 ゲラを読んで、彼の人柄同様、過剰なところが…

「世界の屋根に登った人びと」(ナカニシヤ出版/酒井敏明)

→【bk1】/【amazon】 遥かなる高地に魅せられた人々の足跡。ヒマラヤ、アルプス、アンデス、「もう1つの最高峰」チンボラソ山…。世界の屋根から日本の山々まで、日本人との関わりが深い登山・探検例をとりあげ、その登頂の歴史と人物を描き出す。 「叢書 地…