「氷の世界へ チャレンジ!アイスクライミング」(東京新聞出版局/廣川健太郎)

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発売されました。Rock&Snow026には定価2200円となっていますが、2100円でした。
とりあえず以下は、初見の感想です。


こういう形のアイスクライミングの本は、日本初ではないでしょうか。
エリアガイドから、テクニック、海外関連、そしてミックスクライミングまで、読み応えがありすぎです。また、「アイスクライミングの現在、そしてこれから」ということで、山野井氏や馬目氏などのエッセイもあります。
写真も豊富だし、ガイドの文章も(過剰なくらい)書かれています。八ヶ岳に関しては特に充実していますし、白山書房の「アイスクライミング全国版」では巻末の「フィールド・カタログ」にちょっとだけ載っているようなエリアにも紙面が割かれています。
ただ、基本的に、ゲレンデ要素の大きいエリア中心で、アルパイン的なアイスクライミングに関しては、「チャレンジ!アルパインライミング」を見たほうがいいようです。しかし、両方に掲載されているルートもあったりして、できれば、「チャレンジ!」シリーズ全体のルート索引をつけて欲しいと思いました。どのルートがどっちに載っているんだか、最初のうちは探すのに手間取りそうです。


それでもこれは、今後アイスクライミングをする上でのバイブルとなることは間違いないでしょう。
写真を見るだけでもそうなのですが、文章を読めば読むほど、登りたくなってくるので、私も何度もじっくり読み返して、モチベーションを高めていきたいと思っています。
今年は氷のシーズンが遅れ気味のようですが、登れるようになるのが楽しみです。是非いろんなエリアに挑戦してみたくなってきました。
氷の世界へ―チャレンジ!アイスクライミング