「カイラスに死す」(新風舎/河原五郎)

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カイラスに死す

秘境を舞台に展開するスピーディーで旅愁あふれるロードノベル。
聖なる山へ翔る、兄への深き想い
失踪した兄から、十数年の歳月を経て届いた手紙。永遠に輝ぐ"シャングリラ"にたどり着いた兄と、彼を捜す旅に出る弟。美しくも激しい自然が息づく秘境・ネパールで動き出す時を越えた再会の物語。 


さらにその先に続く、彼方の山々を寂しく眺めた。そして、その遥か向こうにあるという、人々が聖地と崇める西チベットの山峡に、如来のごとく鎮座する霊山カイラスの荘厳な姿を私は夢見ていた。「私の旅はここで終わらせるつもりです」私は独り言のようにぽつりと言った。
――本文より

新風舎
未読のため、どこまで山と関わってくる話なのかは不明です。