「(タイトル不明)」(新潮8月号/沢木耕太郎)

「山野井通信(6/20)」によると、

月刊、新潮(7月7日発売)に沢木耕太郎さんが、ギャチュンカンを中心とした長い文書を載せます。ゆくゆくはそれを本としてまとめるようです。

とのこと。
週刊現代(2004年5月1日号)で対談を果たしてから1年あまり。
あのとき、「山野井泰史の評伝を書いて欲しい」と思った願いが、叶うことになりそうです。
週刊現代の対談では、二人の息が非常に良く合っており、違和感なく話が流れていく様子が印象的で、沢木氏は山を知らないはずなのに、トンチンカンな質問をすることもなく、短い対談の中で、本質を突くよう言葉を山野井氏から引き出しているのが、さすがだと思いました。


それにしても、掲載誌が「新潮」というのがまたすごいですね。
山野井氏の話は、「話の特集」や「coyote」など(山岳専門誌ではなく)一般誌で取りあげられることが多く、それだけ、普通の人も惹きつける何かがあるのでしょう。
逆に、最近、山岳専門誌にはあまり登場しておらず、意図的なものがあるのかもしれない、と思ってしまいますが。


ともかく、まずは新潮8月号を楽しみにしたいです。
そして、その後の単行本も。


山野井通信
「週刊現代創刊45周年記念特別企画 沢木耕太郎×山野井泰史『垂直の情熱』について なぜ人は山を登るのか」
新潮