その他書籍

「目で見る日本登山史」(山と溪谷社)

(その1) →【bk1】/【amazon】 内容はあまりにも膨大かつ多岐にわたるため、一言ではとても説明しきれません。 とりあえず、ファーストインプレッションと概要を。 山と溪谷社創立75年記念出版。 「目で見る日本登山史」と別巻「日本登山史年表」の二分冊…

「夢をあきらめない」(チクマ秀版社/チームホンダ編)

→【bk1】/【amazon】 人は時に信じられないことができるもの。60歳になって大怪我、そして4cmも短くなった片方の足でエベレストの8000mまで登ったなんて…。エベレスト登山に挑戦したチームホンダの挑戦を、日録データと日記で辿る。 2005年5月31日…

「凍」(新潮社/沢木耕太郎)

→【bk1】/【amazon】 YOMIURI ONLINE(読売新聞)に著者インタビューがでていました。 ・山野井氏がボクシング好きで、沢木氏の読者だった。 ・2003年2月にギャチュンカンの入院中のお見舞いで初対面。 「書こうというスイッチがカチッと入った」のは、夫妻…

「文藝春秋11月臨時増刊号 特別版」(文藝春秋)

「一冊の本が人生を変える」というテーマ。 「私を変えた一冊、支えた一冊」の特集で、田部井淳子が「極限状況から生還した人々」のタイトルで、「空へ」「デスゾーン」をあげています。 →文藝春秋 空へ―エヴェレストの悲劇はなぜ起きたかデス・ゾーン8848M―…

「凍」(新潮社/沢木耕太郎)

→【bk1】/【amazon】 今後、書評はたくさん出るでしょうが、出版元からのものを紹介。 →生きることの、真実の一端(中村文則・作家) →ギャチュンカンからの生還(神長幹雄・山と溪谷社刊『垂直の記憶』担当編集者)

「凍」(新潮社/沢木耕太郎)

→【bk1】/【amazon】 発売されました。 かるく、初出時の「百の谷、雪の嶺」(新潮2005年8月号)と比較してみましたが、加筆修正など、大きく変わっているような部分は見受けられませんでした。 「後書」が付いたことが、唯一の違いでしょうか。しかし、その…

「全ての装備を知恵に置き換えること」(晶文社/石川直樹)

→【bk1】/【amazon】 各所に掲載されたエッセイを集めたもの。 「山」というジャンルでもいくつか文章があります。 冒険家にして写真家、FM放送のパーソナリティとしても活躍する石川直樹の初めてのエッセイ集。近代計器を使わずに海を渡る伝統航海術を古老…

「永遠の未踏峰」(山と溪谷社/渡辺由輝)

→【bk1】/【amazon】 「人はなぜ山に登るのか――」という、登山家や登山愛好者にとっては永遠のテーマに、正面から取り組んだ労作。著者は登山を能、歌舞伎などの古典芸能や西欧の演劇などと同等の奥深さを有する「文化的事象」と考え、登山の側面だけでなく…

「凍」(新潮社/沢木耕太郎)

「百の谷、雪の嶺」のタイトルが変更になった模様。 発売日は、9月28日か29日。価格1785円(税込)。 amazonで予約開始しています。 で、どう読めばよいのでしょうか。「こごえ」?「とう」? →【amazon】(予約) →e-hon →新潮社 新刊速報

「山と私の対話」(みすず書房/志水哲也 編)

→【bk1】/【amazon】 「ソロクライマー」と「アーティスト」のエッセイ集。 「ソロクライマー」の執筆者は、 山野井泰史、遠藤甲太、菊地敏之、田中幹也、中嶋正宏、鈴木謙造 と豪華。じっくり読んでみたいです。 すでに亡くなっている中嶋正宏、鈴木謙造の…

ちくま文庫復刊セールアンケート

ちくま文庫が創刊20周年記念で、「復刊アンケート」を行っています。 →http://www.chikumashobo.co.jp/top/fukkan/ 「品切れ本全点リスト」から山関連書籍をピックアップすると、以下の6点が見つかりました。(見落としがあるかもしれませんが。) 105 山を…

山と溪谷社新刊情報

8月の刊行予定が発表されました。 クライミング関連と思われる本は、 「永遠の未踏峰」 「全図解登山者のセルフレスキュー」 「ネパールピークハントトレック ベスト50コース」 というところでしょうか。 詳細は、発売され次第お伝えします。 →山と溪谷社

「百の谷、雪の嶺」(新潮社/沢木耕太郎)

山野井夫妻を描いたノンフィクション。 7月に雑誌(「新潮」8月号)発表されたばかりなのに、もう9月には単行本刊行だそうです。 この早さには、ちょっと驚きです。 深夜特急BBS(→http://www.air4u.jp/me/yybbs.cgi?(7/12付投稿))によると、沢木氏は、秋…

「新日本山岳誌」(ナカニシヤ出版/日本山岳会 編)

→【bk1】(予約) 10月中旬発売予定。定価:18,900円(税込)。 日本山岳会創立100周年を記念して、全国の岳人に送る今世紀最大・最新の山岳事典。北は国後・択捉から、南は南西諸島まで4000山を網羅。写真や地図をふんだんに使った登路図の解説から…

「登頂八〇〇〇メートル」(山と溪谷社/谷山宏典)

→【bk1】/【amazon】 明治大学山岳部十四座完登の軌跡 1970年、植村直己のエベレスト登頂に始まり、2003年の南壁からのアンナプルナ登頂まで、明治大学山岳部および炉辺会(OB会)が成し遂げたヒマラヤ8000m峰全14座の完全登頂ドキュメント。 →山と溪谷社

「欣ちゃんの山一辺倒」(アテネ書房/山森欣一)

→【bk1】/【amazon】 欣ちゃんの山一辺倒山森 欣一著 日本ヒマラヤ協会に専従し、インド、パキスタン、ネパール、中国などのヒマラヤ地域に25回遠征した著者が、その半生を振り返る。 →アテネ書房

「山で死んではいけない」(山と溪谷社)

→【bk1】/【amazon】 遭難しないための安全登山100のポイント 全国遭難発生ポイントマップ、遭難原因別分析、遭難事例などが載っていますが、「遭難しないために読んでおきたい五十冊」という遭難関連本紹介ページを書きました。 もし良ければ読んでやってく…

「四度目のエベレスト」(小学館文庫/村口徳行)

→【bk1】/【amazon】 高所カメラマンを職業としてきた著者が見た「エベレストの真実」。 エベレストにノーマルルートから登る、というのは、現在ではよほど特別な付加価値がないかぎり、スポンサーもつかないくらいあふれたものになってしまった。沢木耕太郎…

「日本百名山地図帳」(山と溪谷社)

→【bk1】/【amazon】日本百名山地図帳山と渓谷社百名山のガイドブックなのですが、「テーマ地図」という企画ページがあって、そこに「山岳小説の舞台となった山」という項目があります。 結構、マニアックな本を選択していて、この本を取りあげるか、とうな…

「翼を持ったお巡りさん」(山と溪谷社/谷口凱夫・編)

→【bk1】/【amazon】 翼を持ったお巡りさん谷口 凱夫主に富山県の山岳におけるヘリレスキューを描いたノンフィクション。 基本的には、山岳警備隊やヘリパイロット、実際にヘリ救助された人の手記で構成されているが、「登山者のための安全運航知識」という…

「冒険にでよう」(岩波ジュニア新書/椎名誠)

→【bk1】/【amazon】 冒険にでよう椎名 誠山ではありませんが。 椎名誠の子どもの頃から、これまでの「冒険」の軌跡。 このレーベルで、このタイトルが出たことに意味があるような気がします。 未開の地ははなくなった、といわれて久しいですが、視点を変え…

「四度目のエベレスト」(小学館文庫/村口徳行)

→【bk1】/【amazon】 エベレストを職場にした男の聖なる山の真実 聖なる山エベレストは、デスゾーンと呼ばれる死の領域でもある。空気中の酸素量が下界の3分の1で、いきなりそんな高度に上がれば人間は3分で意識をなくし、10分で死亡するという。著者は、22…

「ザイルに導かれて」(あるむ/石岡繁雄)

→【bk1】/【amazon】 ザイルに導かれて石岡 繁雄 自身が折々に向き合っていた様々な事項について、登山家、物理学徒、市民として考え行動した結果を関連する資料とともにまとめる。著者の生涯の仕事の契機となったナイロンザイル事件、望遠鏡の製作と天体撮…

「二人のアキラ、美枝子の山」(文藝春秋/平塚晶人)

→【bk1】/【amazon】2004年7月刊 松濤明と奥山章の二人のアキラ。そして、その二人と深い関わりを持つ女性、美枝子を通じて、戦後の登山史を見る。 まず目を引くのが、著者である平塚氏と美枝子さんの往復書簡で、全編が構成されているということ。美枝子の…

「奇跡の6日間」(小学館/アーロン・ラルストン、中谷和男)

→【bk1】/【amazon】 スポーツマンで登山家でもあるアーロン・ラルストンは、詳しい行き先を誰にも告げることなくユタ州の渓谷を訪れた。そして、先史時代の岩面線画を見るために、ほとんど人の訪れないスロットキャニオンを懸垂下降していった。 あとわずか…

「奇跡の6日間」(小学館/アーロン・ラルストン、中谷和男)

→【bk1】(未入荷)/【amazon】 アウトドアに熱中し冒険好きな若者アーロンは、砂岩がえぐられてできた深く狭いキャニオンで、落石に右腕を挟まれ動けなくなる。ほとんど陽射しも届かない地底に閉じこめられ、食料も水もなく自分の尿を飲みながら5日間、つい…

「岳書縦走」(ナカニシヤ出版/雁部貞夫)

「新アララギ」の選者・編集者で岳人でもある著者が執筆した、内外の著名な「山の本」130篇の書評・解説を集大成した書誌文化誌。 3月発行のはずなのに、書店でほとんど見かけません。茗溪堂にはあるようなのですが。 出版社のページでも「もうすぐ出る本」…

「ヘンリーやまにのぼる」(福音館書店/D.B.ジョンソン・今泉吉晴訳)

世界傑作絵本シリーズ →【bk1】/【amazon】 ヘンリーやまにのぼる今泉 吉晴 / Johnson D.B.絵本です。(幼児向け) くまのヘンリーのモデルは、「森の生活」のヘンリー・ソロー。 訳者はその「森の生活」や「シートン動物記」の今泉吉晴。 ろうや…

「植村直己と氷原の犬アンナ」(ハート出版/関朝之)

〜北極圏横断の旅を支えた犬たちの物語 →【bk1】/【amazon】 植村直己と氷原の犬アンナ日高 康志 / 関 朝之「ドキュメンタル童話シリーズ犬編」の一冊。 「北極圏一万二千キロ」の童話化。(小学校中学年以上向き) 植村直己とエスキモー犬アンナの関係を中…

「絶対に死なない」(講談社/加藤幸彦)

〜最強の登山家の生き方 →【bk1】/【amazon】 私は、寡聞にして加藤幸彦のことを知らなかった。 しかし、この本を読んで、こんなすごい人がいたのか、とあらためて驚かされた。 彼の波乱に満ちた人生はかなり面白い。 「危険は回避すべきもの」「困難は克服…