2007-01-01から1年間の記事一覧

「岳」(小学館/石塚真一)

「ダ・ヴィンチ」4月号の「今月のプラチナ本」で『岳』が取りあげられています。絶賛の嵐。あまりにもべた褒め過ぎて、いっそ気持ちがいいほど。 山に登ったことがない人にも、『岳』の魅力がちゃんと伝わってる、というのは嬉しいことです。 3月18日追記 楽…

「社員をサーフィンに行かせよう」(東洋経済新報社/イヴォン・シュイナード)

→【bk1】/【amazon】 著名なクライマーであり、製品品質と環境を重視するアウトドア衣料メーカー「パタゴニア」の創業者でもあるイヴォン・シュイナードが、百年後も企業が存続するための経営理念を語る。 →東洋経済新報社 「あの」シュイナードの経営論。 …

「感謝されない医者」(山と溪谷社/金田正樹)

→【bk1】/【amazon】 「凍傷といえば、金田先生」というのは、山の世界ではかなり知られている。私自身は、幸いにしてお世話になったことはないが、名前だけはこれまでもよく耳にしていた。 凍傷にかかった人からの質問で、金田先生は今どこの病院に?という…

「イカロスの山(第7巻)」(講談社/塀内夏子)

4月23日発売予定。 下山したはずが、また登りだして…。この先どうなる?

「岳(第4巻)」(小学館/石塚真一)

4月27日発売予定。 刊行ペースが速まって、単純に嬉しいです。

「イカロスの山(第6巻)」(講談社/塀内夏子)

→【bk1】/【amazon】 今回の帯は、片山右京 男には 目に見えないものに、 命を賭ける瞬間がある とのこと。 物語としては、いよいよクライマックス。 C6から頂上直下まで。アメリカ隊との初登レースも佳境。頂上まであと15−16ピッチだというのに、まだまだ北…

「シャトゥーン ヒグマの森」(宝島社/増田俊成)

→【bk1】/【amazon】 北海道の北端に大樹海が広がっている。神奈川県の広さに匹敵する広大な森だ。平均気温は北極圏より低く、冬にはマイナス40度を下回る日も珍しくない。 そんな土地の研究林を管理する鳥類学者の元で年末年始を過ごそうと、彼の親族や学者…

「山岳捜査官シリーズ」(山と溪谷/大倉崇裕)

「山と溪谷」3月号の次号予告によると、 3月15日発売の4月号から「山岳捜査官シリーズ」が連載開始、とのこと。 連作短編の予定で、四ヶ月で一話完結です。前にも書きましたが、「殺人だ! それ出動!!」というものではなく、「これは事故か他殺か、それとも自…

「ヤマビコ一真」(漫画ゴラクネクスター/柳川喜弘)

05年10月、11月に週刊『漫画ゴラク』で二話掲載された山漫画が、月刊誌に移行して、連載開始。 3/26発売の4月号からだそうです。 話は、山岳救助ものです。 第二話の感想は、こちらから。 掲載済みの話の続きになるのか、また最初から始めるのか、判りません…

「イカロスの山(第6巻)」(講談社/塀内夏子)

第6巻は、2月23日発売予定。 当初は、予定になかったはずなのに、急に入ってきました。 あと1-2巻で終わりでしょうか。 連載は下山開始。もう戻れない、とか言っていた気がしますが、同ルート下降をしようとしています。どうなるんでしょうか。

「山岳遭難の構図 すべての事故には理由がある」(東京新聞出版局/青山千彰)

→【bk1】/【amazon】 データ重視で、山岳遭難事故の原因に迫る、というのはいままでにない新たなアプローチで興味深い。 根本的な問題として、山岳遭難に関するちゃんとした集計データがどこにも存在していないので、著者の苦労が忍ばれる。警察庁のデータも…

「凍れるいのち」(柏艪舎/川嶋康男)

→【bk1】/【amazon】 昭和37年12月、北海道学芸大学函館分校山岳部のパーティー11名は、冬山合宿に大雪山縦走を目指した。しかし、そこから帰還したのはリーダーの野呂幸司ただ1人だった。 45年の沈黙を破り、野呂が語る真実とは。 というノンフィクション。…

「ミッドナイトイーグル」

1月11日に製作発表記者会見が行われたようなので、ピックアップ。 舞台は標高2000メートル級の北アルプスの山々。今月からは雪山での長期ロケがスタートするという。大沢さんは昨年の12月末に早速初めての“合宿”が行われたことについて話し、「寒すぎて、せ…

「山岳遭難の構図 すべての事故には理由がある」(東京新聞出版局/青山千彰)

→【bk1】/【amazon】 木漏れ日の山路にも、厳しい雪稜にも、事故は一様に待ち構えている。ヒューマンエラー、道迷い事故、加齢問題など、さまざまな山岳遭難要因に着目し、事故防止策を提言。山岳遭対関係者、山岳団体のリーダー諸氏必読の一冊。 「岳人」の…

「還るべき場所」(別冊文藝春秋/笹本稜平)

→【amazon】 2007年1月号に第2回が掲載。 雑誌の発売は昨年ですが、『グリズリー』を紹介したついでに…。 医療電子機器メーカーに勤める竹原はかつて、K2で四人の仲間を失っていた。ある日突然、会長秘書への異動命令が出た。その理由は、(自社の製品である…

「グリズリー」(徳間文庫/笹本稜平)

元北海道警SAT(特殊急襲部隊)狙撃班の城戸口通彦は、今では北見方面本部斜里警察署地域課の山岳救助隊員だ。 三月上旬、知床連山最高峰の羅臼岳に登山をしてい城戸口は、ひとりの男に出会った。赤いアノラックの上下にスキー兼用のプラスチック登山靴。…